岐阜県保健環境研究所
  
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各部等の概要
  岐阜県保健環境研究所は、疫学情報部、保健科学部、生活科学部、環境科学部、食品安全検査センターの4部1センターで各種検査や
  調査研究を行っています。
疫学情報部 
   感染症発生情報を収集・分析し情報発信するとともに、健康疫学調査分析や各種検査の信頼性確保部門を担当
保健科学部 
   細菌・ウイルスの検査・研究と、各種感染症や食中毒の発生機序の解明や予防対策を担当
生活科学部 
   医薬品・家庭用品の安全性確保と衛生害虫に関する検査・研究業務を担当
環境科学部 
   生活環境の安全性を確保するため大気汚染、河川・地下水汚染、微量化学物質、廃棄物・リサイクル、環境放射能の検査・研究業務を担当
食品安全検査センター 
   県内に流通している食品の安全性確保のための食品検査及び食中毒などの食品由来危機管理事案に関する検査・研究業務を担当

 各部等が担当する業務の詳細は次のとおりです。
 
疫学情報部 
感染症発生情報の収集分析(岐阜県感染症情報センター
    感染症発生動向調査システムにより、医療機関から保健所に集められた情報を確認・集計し、「岐阜県感染症発生動向調査週報
 (GIDWR)」として情報提供をしています。また、一般の方や福祉施設向けに、感染症の流行状況や予防に役立つ情報を解説した
 「ぎふ感染症かわら版」を月2回程度発行しています。

健康増進に関するデータの収集分析
    特定検診及び県民栄養調査の結果を分析し、健康状態や予防すべき疾病等の健康課題を明らかにしていきます。
     県民健康実態調査結果はこちら(岐阜県健康福祉部保健医療課のホームページ)

検査の精度管理
    感染症、医薬品及び食品の検査の業務管理を点検し、検査の信頼性を確保します。

保健科学部 
感染症発生動向調査事業にかかる検査    
    感染症患者からウイルス・細菌分離を行い、感染症の流行を病原学的に把握しています。

薬剤耐性菌の検査
    薬剤耐性機序を明らかにするための検査を行っています。

結核菌の分子疫学調査  
    患者由来の結核菌の遺伝子型別検査を行い、予防対策に役立てています。

  
感染症流行予測調査事業にかかる調査
    国が行う流行予測調査事業において、岐阜県はポリオ、インフルエンザ及び日本脳炎の感染源調査に参加し、検査を行っています。

レジオネラ属菌汚染状況調査事業にかかる検査    
    入浴施設のレジオネラ属菌汚染調査において、レジオネラ属菌の分離及び同定検査を行っています。

食中毒・集団感染症発生時の原因究明  
    食中毒発生時に原因究明のための検査を行っています。

  
食品中の微生物検査  
    県内に流通している食品について成分規格等に基づく各種微生物検査を行っています。

  
動物由来感染症調査
    県内で飼養されているペットについて病原体保有現況を調査しています。



生活科学部
医薬品等の検査(医薬品等公的認定試験検査機関)    
     
    医療用医薬品、一般用医薬品、医薬部外品、医療機器等の収去検査を行っています。

いわゆる健康食品の検査
    県内で流通しているいわゆる健康食品中の医薬品成分の有無について検査を行っています。

家庭用品試買検査  
    繊維製品や洗浄剤等の家庭用品に含まれる有害物質の検査を行っています。 
衛生害虫等の同定検査 
    感染症媒介害虫や特定外来生物等の同定を行っています。
  蚊媒介感染症対策の一環として、県内に生息する蚊の同定も行っています[蚊媒介感染症啓発リーフレット]。
 
薬物乱用防止対策
   
    依存性薬物(危険ドラッグ等)について、検査体制を整備し、成分の検査を行っています。 
岐阜危険ドラッグ解析技術連携協議会  
    岐阜薬科大学との連携大学院に関わる研究活動の充実と推進の一環として、
  「岐阜危険ドラッグ解析技術連携協議会」において危険ドラッグの解析技術に関する連携協力
  体制を整備しています。
  詳しくは、岐阜危険ドラッグ解析技術連携協議会ホームページ(外部サイト)をご覧ください。
 
   



環境科学部
大気環境監視テレメータシステム管理運営事業
    大気汚染防止法に基づいて県内の大気汚染状況を把握するため、「21ヶ所の大気環境自動測定局から大気環境
  監視テレメータシステムによって当所中央監視局に自動送信されたデータ」を常時監視してホームページに
  公開するとともにデータの確定を実施します。

  
大気環境測定車管理運営事業
    大気環境自動測定局の未設置地域を補完するため、一般環境調査と交通公害調査を実施します。
環境放射能水準調査事業(原子力規制庁委託事業)
    県内の放射能水準を監視するため、降水、浮遊じん、降下物、土壌、食料品、水道水等の核種分析、
  γ線空間線量率の測定等を実施します。

県内の水道水の放射能測定事業
    福島第一原子力発電所事故に伴う放射能調査の一環として、県内3水系の水道水検査を実施します。

  
酸性雨モニタリング調査(陸水)事業(環境省委託事業)
    酸性雨による陸水への影響を把握するため、伊自良湖の湖沼水及び周辺河川水について陰・陽イオン等の水質調査を
  実施します。

国設酸性雨測定所管理事業(環境省委託事業)   
    東アジア酸性雨モニタリング調査の一環として、伊自良湖に設置された国設酸性雨測定所において
  大気中の硫黄酸化物、窒素酸化物等の乾性沈着物を測定するとともに、雨水中の陰・陽イオンの
  乾性沈着物について測定を実施します。

地下水水質環境基準等監視測定事業
    地下水汚染を把握するため、県全域をメッシュに区切り、年度計画の順序で井戸水の環境基準項目の水質調査(概況
  調査)を実施します。それによって汚染が判明した井戸の周辺井戸について、「岐阜県地下水の適正管理及び汚染
  対策に関する要綱」に基づき、水質調査を実施します。

地下水定期モニタリング調査事業
  
    前年度までに汚染が判明した地下水について、その後の汚染状況の推移を把握するため、定期的に水質調査を
  実施します。

廃棄物リサイクル製品認定事業
    廃棄物リサイクル認定製品の安全性を確認するため、認定申請時及び3年毎の更新時に有害金属や有害化学物質の
  検査を実施します。

ダイオキシン類常時監視事業
    環境中のダイオキシン類濃度の実態を把握するため、大気・水質・土壌等についてダイオキシン類調査を実施します。

化学物質環境実態調査事業(環境省委託事業)
    環境中の未規制化学物質の実態を把握するため、環境調査を実施します。




食品安全検査センター
 食品中の残留農薬の検査
 
    農産物(県内産・県外産・輸入品を含む)の残留農薬検査を行っています。
食品中の残留抗生物質・抗菌剤の検査
    蜂蜜(輸入品)、鶏卵・牛乳(県内産)の残留抗生物質の検査を行っています。
食品添加物の検査
 
    県内に流通している食品について食品添加物の検査を行っています。    
 
汚染物質・カビ毒・自然毒の検査
    牛乳や鶏卵中のPCB、玄米中のカドミウム、輸入ナッツや輸入香辛料に含まれる
  アフラトキシンの検査をしています。
  また、有毒成分を含む山菜やキノコによる中毒時に原因究明を行っています。
遺伝子組換え食品の検査
    トウモロコシや大豆の遺伝子組換え体の混入を検査しています。     
食品中のアレルギー物質検査
    県内の施設で製造された加工食品について、表示義務のあるアレルギー物質のうち、
  乳、卵、そば、落花生、えび、かにの検査を行っています。
食品中の放射性物質の検査
    県内に流通する東日本産食品について放射性物質による汚染の有無を検査しています。
  不良食品に関する検査
    食品中に混入した異物や食品の異味・異臭について検査を行っています。
  学校給食施設等の衛生管理に関する検査    
    学校等の集団給食施設について、微生物検査を実施しています。
  また、アレルギー物質混入対策指導のため、施設のふき取り検査及び
  アレルギー対応食(卵、乳)の検査を行っています。







                                
   岐阜県保健環境研究所
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